こどもを対象にした科学実験教室が全国各地で盛んに行われています。当研究室でも地域貢献のため、科学実験教室に出展して電子工作の体験学習を実施していますので、ご紹介します。
はじめての電子工作 ― 電子オルゴールをつくろう ―
「はじめての電子工作」というテーマで、電子オルゴールを作ります。この電子オルゴールは、音楽が1曲入っているメロディーICと電池、スピーカーだけで簡単に音楽を鳴らすことができます。発光ダイオード(LED)もついでに付けて音楽にあわせて光らせます。ブレッドボードという特別な基板を使うので、はんだづけが要りません。そのため、小学校低学年のお子さんでも安全に作ることができます。
使用する電子部品と型番
ブレッドボード | EIC-301 |
メロディIC | UM66Tシリーズ |
スピーカー | 圧電サウンダ PKM17EPP-4001-B0 |
電池 | コイン型リチウム電池 CR2025 または CR2032 |
電池ホルダー | CR2032用電池ホルダー CH25-2032 |
発光ダイオード | 直径5mm 順電圧VF=2V程度 赤・緑・橙のうち1個 |
抵抗 | カーボン抵抗 200Ω |
ジャンプワイヤー | 0.5mm径単線ワイヤー 色:赤・青 |
参加イベント
岡山リサーチパーク一般公開「おもしろ体験でぇ~」にて
岡山リサーチパーク一般公開「おもしろ体験でぇ~」において、2009年度から電子オルゴールの作製体験を実施してきています。各電子部品の働きを説明をしながら、回路の作製を進めていきます。体験時間は約20分で、1日で約170名の方たちに参加いただいています。
岡山理科大学附属中学校オープンスクール「理科実験教室」にて
岡山理科大学附属中学校オープンスクール「理科実験教室」(小学生対象)において、2009年度から電子オルゴールの作製体験を実施してきています。
こちらでは、小学校で学ぶ電気(乾電池と豆電球)のおさらいから始まり、発光ダイオードや光センサ(フォトトランジスタ)を使った回路を作ったりして、最後に、光に反応して音楽が鳴り出す少しハイレベルな電子オルゴールを作ります。授業も含めた約1時間の実験体験です。
岡山理科大学 科学博物園「わくわく科学の広場」にて
岡山理科大学では、毎年11月の大学祭と同時に学内で科学博物園を開催しています。これの「わくわく科学の広場」のコーナーにて、電子オルゴールの作製体験を実施しています。1日で約100名の方たちに参加いただいています。